ー パロディ百人一首 ー (29番)心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花 無作為に折ろうというなら折ってみようか。初霜と紛らわしいような白菊の花を。 「初霜で庭が真っ白になってしまい、どれが白い菊かわからなくなってしまいました。」ということですが、まさか真っ白な雪で覆われないかぎり、京都(?)の冬程度の寒さでは、ここまで大量の霜(ましてや初霜)が降りることはないでしょう。とケチをつけたいという気にもなりますが、初霜を被った白菊の〝きりっとした可憐さ〟を強調したいという意図は十分に伝わってきます。そしてこの白菊を「あてずっぽうに折ってみましょうか」という茶目っ気のあるところもきらいではありません。 ところで「寒さ」といえば、ここに寒いのが好きなシベリアンハスキーのミツネくんがいます。ある初冬の初霜が降りた朝、ミツネくんの飼い主は、この歌を思いだし、自宅の庭で並べて栽培されている白と黄色の菊の花の前に〝彼〟を連れてきました。 そして意地の悪い飼い主は、ミツネくんにこういいました。「白いほうを折ってみな」。 この飼い主は、イヌというものは色を識別できないらしいといわれていますので、その真偽を確かめたかったのでした。 0件のコメント コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です 名前* <必須> (Name* <mandatory>) メール <任意> (E-mail <option>) サイト <任意> (Website <option>) ご意見、ご感想をお願いします。(Your opinions or comments.) Δ
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