ー パロディ百人一首 ー

思い出 ネールアート:「長らへばまたこの頃やしのばれむ 憂しと見し世ぞ今は恋しき」のストーリー

(84番)長らへばまたこの頃やしのばれむ 憂しと見し世ぞ今は恋しき
 命を長らえていれば、現在のことも懐かしく思い出されることだろう。つらかった過去のことも今となっては恋しく思われるのだから。


 ここにいる〝彼女〟はまだ若いとはいえ、これまで人生の中で様ざまな〝試練〟を乗り越えてきました。彼女の趣味はネールアートであり、しかも幼い頃から手が器用なので、狭い爪先にも、巧みに細かいペイントを施すことができます。
 彼女は今、ある種の〝人生の岐路〟のようなものを迎えています。そこで、それまでの自分の生涯におけるいくつかの〝試練〟の数々を一連の絵巻風にネールアートとして描きました。完成後、彼女はそれらのアートを見て、しみじみと思いました。
 「長く生きていれば、現在の苦しいことも懐かしい思い出になることでしょうね。だって、これまでのつらい体験も今となっては恋しいのですから。
 思い起こせば、今までよくがんばって、ここまでこれたものだ。― ひとり立ち、運動会、受験勉強、就食活動 ― そういった出来事を心に刻んでおくため、これらのシーンをネールアートとして描き、ときどきじっくりと眺めてみよう。えっ、こんな細かい絵を描いて何か意味があるのかですって!いいじゃない!世の中には、米粒にさえ絵を描く、物好きな人もいるくらいだから(笑い)」

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