2006年頃から、原則として「新年」と「暑中見舞い」の年2回、友人・知人にPDFファイルのあいさつ状をメールで送っています。そのなかから、一定レベルのIllustratorスキルを習得した2014年以降のもの(それより前のものは稚拙すぎてお見せできるシロモノではありません)をここにご紹介いたします。またそのときどきの気まぐれで作成した、特にこのサイトの他のジャンルに属さないイラストもあわせて、このページで取り上げます。 2014年 新年 きな臭い世相になりつつあったので、平和のシンボルのハトが大空を翔るペガサスを先導するシーンにしました。 2014年 暑中見舞い 女性の指先にアゲハチョウが止まっています。何となく涼しそう? 葛飾北斎パロディ このサイトのホームページに使用した画像です。PC以外の小さな画面でご覧の方は両方の端がトリミングされていますので、あらためてここに全体画像を掲載しました。いい気分で虚構の世界に酔っている自分自身を描いたらこんな感じになるのかもしれません(笑い)。スマホの場合、90度回し横長にしてご覧になったほうがよいでしょう。 2015年 暑中見舞い 牧場で両親に手を引かれた少女が楽しそう。実はこのカットを、絵本にも使い回ししました。 2016年 新年 あの芸達者な猿軍団のおサルさんが、わたしに羽根つきの勝負を挑んできたけれど、結果はわたしの圧勝みたい。(女性が持つ羽子板の “絵柄” は細かくて、この画像では少し見づらいですが、PDF版を拡大すれば劣化なしで鮮明に見られます。) 2016年 暑中見舞い あまりの暑さに着ている浴衣をはだけている女性です。ちょっと色っぽい? 2017年 新年 年明けとともに手のひら上のヒヨコに対して早くこの年の主役のニワトリに育つように願いが込められています。デザインの素材として歌麿の浮世絵「芸妓」を用いました。 2017年 暑中見舞い 『源氏物語』の「蛍」の帖の一場面を描いたもので、光源氏が自分の娘と称して保護している玉鬘(たまかずら)の枕元に、多くのホタルをまき散らし、その驚いた表情を、いっしょに押しかけた自分の腹違いの弟に見せてよろこんでいるという、悪ふざけのシーンです。あまり涼しそうではありませんね(笑い)。 2018年 新年 壇蜜さん似(?)の女性がイヌを抱いているシーンです。 2018年 暑中見舞い 沢口靖子さん似(?)の女性がクリームソーダを前にして微笑んでいます。この年の夏はともかく地獄のような暑さでした。 2019年 新年 その昔、『イルカに乗った少年』という歌が流行したことがありますが、ここでは「イノシシに乗った少年」としました。実際には猪突猛進で荒れまくるイノシシの背に子どもが乗るようなことは無理ですが、ここはひとつご愛嬌ということで。 2019年 暑中お見舞い ソフトクリームを目の前にして、ごきげんの少女です。 暑い夏はやはりこれに限ります。 2020年新年 カピバラとゆず湯につかる女性。何やら楽しそうです。(1.15Mバイト) 2020年暑中お見舞い 子どもの頃はこうして夏空の下、じっとひまわりを見つめていたものです。(1.38Mバイト) 2021年新年 うし年にちなみ、フェルメールの『牛乳を注ぐ女』のパロディです。ただし女性の顔は日本人風に、しかも笑顔の表情に変えてあります。別に酪農業者のPRをしているわけではありませんが、牛乳でも飲んでなんとか健康な日常が取り戻せるようにと、ホルスタイン(のぬいぐるみ)も祈っています。(1.21Mバイト) 2021年暑中お見舞い コウテイペンギンたちの棲む南極は、夏(北半球では冬)とはいえ、大部分が氷で覆われています。でもそんな夏であっても、かき氷は特に子どもにはやはり好物のよう。見るからに涼しすぎる光景です。 指切りげんまん 幼いふたり。きょうだい、それともお友だち同士? でもいずれにしろ、何か厳粛な約束ごとを交わしているには違いないようです。 イチョウの落ち葉と柴犬 ある秋の日、イチョウの街路樹の下で柴犬がたたずんでいると、一枚のイチョウの葉がひらりと落ちてきました。何やら好奇心の強そうなワンちゃんです。 2022年新年 かつて日本では農作業などの際、乳幼児を長時間にわたって直接世話できないときに、「いじこ」(またはエジコ)と呼ばれるかごの中にその子どもを入れておいたそうです。この絵の場合、いじこの中にはやはり大切な〝虎の子〟が入れられています。2022年もこの虎の子のように大切な一年を悔いのないように過ごしたいものです。(871Kバイト) バースデーケーキ 突然、生き物が何も登場しない無機質なイラストですが、その主旨は、とにかく人(場合によってはペットなどの動物)の誕生日を祝おうというあたたかい気持ちを表しています。というわけで、「お誕生日おめでとうございます!」でも誰しも、このロウソクがやがて消えるように、その終わりを迎えるものですが。 梅にウグイス 日本人にとって〝定番〟ともいえる「梅にウグイス」です。ウグイスにしてはあまりにくすんだ色に思える方もおられるかもしれませんが、しばしば連想されるあの鮮やかな黄緑色の鳥とは、メジロをウグイスと見誤ったものであり、なるほどメジロは梅の花の蜜を吸いに梅の木によく止まっています。一方、実際のウグイスは雑食で主に昆虫などを食べるので、梅の木に止まることがあるとすれば、たまたまその木に虫がいる場合ということになります。ですから世間でいわれている「ウグイス色」とはこのような地味なやや緑がかった色のことだそうです。 2022年暑中お見舞い 暑い日の暑気払いは、何といっても湯上りの生ビールに限ります。でも普段からあまり飲みすぎて寿命を縮めることがないように、節度というものが大切です。(1.43Mバイト) 2023年新年 うさぎ帽子をかぶって野原に出たお嬢さん。そこに〝本物の〟ウサギがいました。この少女は思わず自分たちは仲間同士になった気分でこう呟きました。「いっしょに遊ぼうよ」。(1.35Mバイト) 2023暑中お見舞い 大きなスイカの一切れをガブリとかじった少女。ちょっぴり重そうですが、とってもしあわせな瞬間です。(1.02Mバイト) 2024年新年 たつ年にちなんで、田沢湖に伝わっている辰子姫伝説を題材にしました。ちょっと無理があるでしょうか(笑い)。(2.50Mバイト) 狆 街中ではあまり見かけることはありませんが、子どもの頃に実家の隣の家で飼っていた狆(ちん)という犬種のイヌです。あなたの写真にも貼り付けてみよう!Windows 11標準アプリの「ペイント」(2023年9月18日以降のバージョン)を使って、このイヌのEMF (Enhanced Metafile) 画像をあなたの写真上のお好きな位置にお好きな大きさで貼り付けることができます。まずは、ここをクリックしてEMFをダウンロードしてください。 2024年暑中見舞い 暑い夏の日は冷房の効いた部屋で過ごすのもいいですが、時にはこのように子どもの頃に返って、海岸の浅瀬でプカプカと何も考えずに浮かんでいるのもいいかもしれません。(1.23Mバイト) 2件のコメント 松本治 · 2019年12月29日 22:19 流石、プロですね!みんな素晴らしい作品です。私の落描きとは、レベルが、違います。 炭野幸雄 · 2019年6月10日 11:24 他の追随を許さない世界観をありがとうございます。 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です 名前* <必須> (Name* <mandatory>) メール <任意> (E-mail <option>) サイト <任意> (Website <option>) ご意見、ご感想をお願いします。(Your opinions or comments.) Δ
2件のコメント
松本治 · 2019年12月29日 22:19
流石、プロですね!みんな素晴らしい作品です。私の落描きとは、レベルが、違います。
炭野幸雄 · 2019年6月10日 11:24
他の追随を許さない世界観をありがとうございます。